
Welcome to North Base Niseko Inc.
ノースベースニセコ有限会社では次の業務も行います。
セルフビルドと雪国の家造りについて
私の気付いたものを参考までに書いてみます。
セルフビルド
一番大事なこと
セルフビルドで何が一番大事か、最も心掛けることは何か、というと、事故を起こし怪我をしないこと。特に、絶対に、大怪我だけは避けることだ。高所や足場が悪い場所での作業が多くなったり、長いものや重いものを動かす場合が多い、また、慣れない電動工具の使用等、焦ったり、無理をするなど、怪我する状況があちらこちらに存在する。事故というのはちょっとした不注意からくるのは間違いない。その為にはやはり普段からの整理・整頓・清掃・セーブ(仕事を)が必要だ。この4Sをしっかり行うと仕事も進む捗る。ちょっとしたことで大切なのは怪我や事故のもととなる小さな芽を常に摘んでおくことが必要だ。後で片付けるとか思わないで、片付ける必要があったら今行っている大事な作業を中断してまで即行うべきだ。ちょっとしたことが大事故を防ぎ、怪我を防止する。何よりも事故が起きたとき後悔しないですむ。
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体力をつけよう
セルフビルドを行うにあたっては先ず体力を付ける、鍛えること。セルフビルドで何が大変かというと材料を運んだり、動かしたり、持って駆け上がったりすること、のような気がする。重いものも多い。ひ弱な体力では持たない。また、太っていては足場の上り下りが大変になるのでスリムな身体が良い。最も体力を使うので痩せるかも知れないが。また、簡単な職業病も発生する。足場の上り下りでの膝の障害、インパクトドライバー使用の際の肘の障害など。でもこれらは時間が経つに連れなくなる。ある程度の職業病はしょうがない。
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やはり休みは重要だ
通常大工さん達は昼食時間の外、朝10時、午後15時に10分から20分程度休憩を取る。この休憩が事故防止にもつながっているような気がする。どうしても一人でやると頑張ってしまい、休憩は昼飯時だけとか、夜遅くまでやるとか、休日がないとかになるので、これらは避けた方がいい。焦りや異常な頑張りや、無理も禁物。定期的に休憩を取ったり、疲れたら休まないと身体が保たない。大工の仕事に慣れていないし、半年以上も続けるのだから。余裕を持つことが重要になるし、気分転換も必要になってくる。昼間の露天風呂に浸かるといい気分転換になる。お勧め。
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大工さんの知恵を借りよう
セルフビルドで家を建てたいという人は、一般的に私のようなサラリーマンあがりで初めて家を作る人が多いというか100%に近いでしょう。大工さんでも意外と自分の家を自分で作ったという人は余りというか殆どいない。また、一人で一軒を建てるということはしていないし、作業を分担で行っている。大工さんを除けば、100%に近い大部分の人が、電動工具もほとんど使ったことがない、足場も組んだことが無い等、無い無いづくしで家を建てたいと思っている人が多いはずだ。そのため、やはり大工さんや地元の工務店に相談に乗ってもらい、その知恵を借りた方が良い。また、何でもかんでも自分一人でやる、などの考えは捨てた方がいい。自分の考えで進めて失敗したことが何回かあった。
また、高所が苦手で二の足を踏んでいる人も大丈夫。高所作業は慣れだ。最初は足が震えるかも知れないが慣れれば大丈夫。
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助っ人は必要
家を建てる場合、大工さんに限らず、3人くらいで作業を進めるのが効率的なように思う。一人で出来ることは限られ、例え奥さんの手助けがあっても全部一人で行うのは無理だろう。無理をして怪我や事故にあったら何のためにセルフビルドを行っているのか解らなくなる。一人で無理だというのは重いものを持ったり、動かしたり一人でできないことが多いからだ。例えば、大きな窓やドアなど一人で付けるのは所詮無理だ。しかもテクニックも必要だ。ただ、一度付けてみると簡単だったりもするが。
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焦らず、無理をせず、少しずつ、確実に
セルフビルドを行う上で、上記項目は一見トロイようだが必要項目だ。何よりも焦りや無理が怪我や事故を呼ぶ。焦ったり無理をすれば間違いを起こす、同じ間違いを2度,3度も起こす。イライラする。これが怪我のもとだ。常に余裕をもつこと。また、二日酔いなどの体調不良も良くない。集中力が散漫になるし、これも要注意だ。
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材料が凄い
セルフビルドを行うと、運ばれてくる材木や建具(窓、ドア等)等の量で驚かされる。又、それを保管しておくスペースも必要だが中途半端ではない。当然、雨風にさらされないように保管しなければならないし、仕事しやすいようにしなければならない。なかなか大変なのだ。
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モノを作る
家を作るのは一生で一度のことだ、等と思わない方がいい。それは高額が家を作る、買うからである。もっと安い家を作ればいい。冬暖かく、夏涼しい(ニセコの場合は、何もしなくても涼しいが)家だ。素人だからといって出来ないことはない。ただ、正直なところ家造りは大変だ。大変だから終わった後の充実感がある。終わった後なんか何もしないで1ヶ月はボケッとしていられる。ただ、余りでかい家はお勧めでない。小さい平屋が楽でいい。家造りは大人の工作としては最高峰だ。自分の家造り、面白いよ。さあ、チャレンジ、チャレンジ。
何を考えている。考えているだけでは前に進めない。前に進め!!、短い足を一歩前に出せ、動かせ!!
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雪国での家造りの注意
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ニセコ近辺、羊蹄山山麓では早いときで10月中旬、遅くても11月中旬には必ず雪が降る。その雪が根雪になるのは12月初ー中旬、勿論その年によっても相違する。この雪の降り始めが一番寒く感じるので、この時期までにはほぼ完成状態に、最低でも外回りの作業は終えるようにする。雪は常時約1メートルの積雪があり、トータルでは?メートル降ると言われている。従って、家造りで一番最初に考えるのは寒さと雪対策である。
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玄関、その向き
これは出来るだけと言うより絶対に南、東南が良い。冬の西風、多いのは北風だが、その風を伴った吹雪から守る意味でも玄関の向きは南、東南だ、絶対条件だ。しかも冬場を考えると二重のドアが欲しい。玄関ドアを開けたら即応接室だった、どこかの部屋だったでは、玄関のドアを開けたとたんその寒気が一挙に部屋などになだれ込み室内の温度を下げる。玄関のドアを開けたら、その寒気をいったんストップさせるドアが、スペースが欲しい。その為、二重ドアのない古い民家の場合は風除のため透明のフードをつけたりとその対策を行っている家が多い。
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ベランダ
ベランダを作るならその上に屋根や庇があった方が良い。これらが無いとベランダに直接雪が積もってしまい、その雪かきだけでも大変だ。ベランダのある家は外から見ると格好が良いが、12月から3月までの4ヶ月は寒さや積雪でベランダの利活用はできない。それらを考えれば思ったほど使用頻度はないように思う。雪国ではあまり必要ないのではないか。
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屋根
市街地では陸屋根もあるが田舎では一般的な切妻、寄むねが似合う。また、片流れ、片流れの変形が多いのも北海道の屋根の特徴だ。屋根はシンプルな、屋根に何の障害物(ストーブの煙突、天窓等)が無い、屋根が入り組んでいないのが雪が落ち易くて良い。しかも、屋根勾配は6/10以上あればベター。これだと室内の暖かさや積雪による屋根勾配で屋根の雪は自然に落下する。勿論、雪下ろしも不要だ。その他、屋根勾配をきつくすることによりロフトに大きなスペースができる。1階建てが2階建てに、2階建てが3階建てにもなるなどそのメリットもある。屋根勾配6/10以下でも常時生活をしているならば屋根から自然落下するが勾配が急なほど落下が早い。
また、障害物となるストーブの煙突は出来るだけ屋根の頂点に設置することによりクリアできる。屋根の途中に煙突があるとそこに雪がたまり自然落下の妨げになる場合もある。煙突の位置は屋根頂点が理想だが設計上無理の場合にはやむを得ない。天窓も極端に屋根から出ていなければそれほどの障害物にはならない。
また、屋根の色はリゾート地や雪国では派手目のちょっと恥ずかしそうな色を考えてもいいかも。落ち着いた色は全然目立たないばかりか余り似合わない気がする。
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基礎・車庫
雪の中の駐車でも車は大丈夫、問題無いが、雪国では車庫はあった方が良い。車庫が無い場合、雪が降れば雪でフロントグラスが凍っていたりで毎日出発前に車の雪かきをしなければならない。これが大変なのだ。また、凍ってドア穴にキーが入らない、ドアが開かない、寒さでなかなかエンジンがかからないなどのトラブルもある。
どうせなら、出来れば基礎を高くして、その中に車庫を作った方が良い。基礎を高くすることで値段も張るが、落ちた屋根の雪を除雪しないでそのまま置いておける、また、空きスペースには納戸、物置として使用できるなど利点も多い。
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薪ストーブ
あれば何となく格好がいい。格好が良いばかりではなく燃やしてその灯りを見ているだけでも「ホッ」とするし癒しとなる。また、ストーブから出る暖かさも柔らかく感じ身体に良さそうだ。ただ薪を用意しなければならない。購入するか自分で用意するかだ。自分で用意するとなると割ったり、切ったりする道具も必要になる(これが面白いのかも)。また、薪を買う場合はシーズンの燃やし方にもよるが補助的な暖房としては3−5万円程度かかる。ただ、薪ストーブの灯りを見ていると何とも言えない雰囲気があり、小さい家でのメイン暖房、中位以上の家での補助暖房としてはお勧めだ。
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室内は”モク”がお勧め
室内の内壁は木がお勧めだ。木を使用した場合、マンションの一般的な室内より同室温でもより暖かさを感じ、暖かさが柔らかい感じがする。また、何処にでも棚やちょっとした飾り付けが出来るのもいい。
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洗濯物
雪国では冬場洗濯物は外には干せない。その為、乾燥させる部屋、または乾燥機が必要になってくる。乾燥機があれば問題はないが、無い場合はボイラー室等を利用するとその暖房効果で乾燥室になる。
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木は暴れる、反る、曲がる、生きている
私の場合はP&B(Post & Beam)工法、梁と柱がログ。その他は一般の木。床材等も張った時点では余り狂いはないように張ったつもりだが、時間が経ち乾燥するにつれ、隙間が出来る。張った時点では1mmの隙間でも冬場になると5mm前後になったりする。が春先からは元に戻ったりもする。これは施工者の腕にもよるが大なり小なり出るのはやむを得ない。
ログの割れもログによって相違するが2cmも裂けたり、その長さが2mだったり、その関係でログが反ったりし暴れる。それにより床材や外壁、内壁に狂いが生じる。裂ける際の音も1年以上は続き、特に最初の半年間は相当その音を聞かねばならない。割れや裂けるのを少しに抑えるにはゆっくりと時間をかけてログを乾かすのがベストだが雪国では家が出来上がることは冬に近いし、暖房を必要とし、急激に乾燥させることになる。これで大きく割れるケースが出てくる。ログが割れたり裂けたりするのはしょうがない。
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暖房
基本的には北海道の家は暖かく冬場でも室内にいるときには半袖も珍しくはない。通常、暖房はF.Fのストーブ、温水または電気ボイラーによるセントラルヒーティング、床暖、薪ストーブが考えられる。出来れば2つの暖房方法を取り入れれば問題はないが前述の1つでもOKだ。何故なら北海道の家は保温用としてスタイルフォーム(発砲プラスチック保温板)やグラスウールを厚めに使用するためだ。
冷房
冬暖かい家作りは基本的に夏は涼しい。しかも、夏の平均気温が20度前後で30度を越えることは滅多にない、越えても朝夕はめっきり涼しくなるこの辺では冷房設備は不要だ。現地の人が暑い暑いと言っても本州に住んだことある人には快適な温度だ。
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除雪
雪国に住む者にとっては除雪は大きな問題だ。孤立を防ぐため町や村の除雪が入る道路に面した土地を買うこと。その除雪道路からどの位入ったところに家を建てるかが問題で、遠すぎると除雪が大変、近すぎても除雪の際、影響(除雪車が雪を飛ばす)がでる。最低でも道路から3m以上は離したほうが良いように思う。
除雪は自分の手で、あるいは除雪機を購入して自分で行うのか、業者に頼むかの3方法がある。除雪範囲が狭いなら”ママさんダンプ”などを使用し、行うことも可能だ。いい汗をかく。除雪機を購入して行うのも一つの手段で一般的だが、その手間・暇、購入代金(30-100万)、メンテナンス、ガソリン代を考えなくてはならない。一番簡単なのはお金はかかるが業者に依頼すること。除雪料金は、町中か、遠隔地か、除雪スペースの大小、単純か複雑か等により相違する。一シーズン(11月-3月)で、30,000円から100,000円の間だと思われるが業者間でも違うので近所の人や役場の人に相談すると良い。業者によっては評判が悪い業者(除雪が下手、荒っぽい等)もいるので要注意だ。
例えば、50万円の除雪機を買って自分で除雪をする場合と、一シーズン10万円を出して業者に5年間依頼するのを考えた場合、どっちが得か、どっちが面白いか、等を考えて結論を出した方が良い。ただ、冬場は運動不足にもなるのでいい汗をかいて自分で除雪を行うのも、トライするのも良いかも知れない。
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その他のトラブル
水道の凍結...マイナス一桁では水道の凍結はそれほど考えなくても良いが、二桁前後になると水道の水落としが必要になってくる(マイナス4度以下では日中でも凍るらしい)。水落としをしても水道管が凍結し、破裂したとか、水道が出ない等の問題が起きてくる。
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